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ウッドデッキをDIYされる方に

憧れのガーデンライフを夢見て、ウッドデッキをDIYしてみようとご検討されている方。
やはり良いものを安価で取り付けしたいですよね。 最近で働き方改革も進み、時間が家族の時間が取れやすくなったってよく聞きますしね。
親子でDIYなんて素敵ですね。
そこで質問です。 それでは お客様にとっての良いウッドデッキ ってどんなものなのでしょうか。
ウッドデッキなんてどれもいっしょなのでは?と考えていると思いますが、実はウッドデッキには、さまざまなタイプの商品があります。
ここでは、良いもの=素材、組立方法、工事品質、販売形式、人気、メンテナンスなどの形でそれぞれ詳しくご紹介させていただきます。

①素材の違い

ウッドデッキはデッキ表面のデッキ材(天端)と側面を囲う幕板があり、土台の構造材は大引き、根太、筋交い、束柱で構成されます。
素材、組立て方によっては根太がなかったり、大引きがなかったりと部材が変わる場合もあります。

デッキ材(天端、幕板)
天然木 ソフトウッド

針葉樹から作られた木材で、杉やレッドシダー、SPF材などが樹種としてあげられます。
成長が早く、加工も簡単なため、価格が安く、ホームセンターでもほぼ販売しているので比較的安易に購入することができます。
素材自体も柔らかいため加工しやすく、初めてのDIYには向いております。ただし、その分木の繊維はスカスカで水分がよく浸透してしまいます。そのため、腐らせる菌が繁殖しやすく、耐久性、耐腐朽性が低くなりがちです。
早くて2~3年で朽ちてしまうため、屋外や長期間の使用されるには向かない素材になります。

●SPF材って何?

SPF材とはスプルース(トウヒ)、パイン(松)、ファー(もみの木)の3つの針葉樹からきりだされた木材になります。。安価な木材の為、ホームセンターに大量に扱われています。

天然木 ハードウッド

広葉樹から作られた木材です。ウリンやイタウバなどが樹種としてあげられます。
繊維が細かく高密度のため、材質が非常に硬くなり、重量もその分重くなり、耐久性はソフトウッドより高いものになります。
定期的な塗装をしなくても耐久性に問題はありませんが、木材なので日焼けをして色合いが変わってしまうため、美観的に塗装をした方がいいと思います。
また、耐久性が高い反面、素材が硬いため加工が難しく、DIYでやる際には施工工程や道具をしっかりと準備する必要があります。想像以上にデッキ材が固く、比重があって施工しにくいです。そのため、プロに施工を頼むときも、ソウフトウッドデッキ材より施工費が3倍も高いようです。
このような理由からハードウッドは公共、商業用の施設にプロが施工する例が多いです。

天然木 防腐注入木材(ソフトウッド+防腐剤)

ソフトウッドに防腐剤を染み込ませた木材になります。
防腐注入材とは、政府が認定した『木質材料の加圧式保存処理方法』に準拠した防腐材になります。
防腐剤を注入することにより、ソフトウッドのデメリットである耐久性の低さを10年以上まで長く見込むことができます。ソフトウッドのため、加工が楽で価格もハードウッドと比較して安いため、コストパフォーマンスが高い木材になります。
ただし、元々がソフトウッドのため、ハードウッドと比較して束柱や根太の間隔が狭くなります。そのため、サイズによってはハードウッドより部材量が増え、その分材料費、配送費が高くなる場合があるので、予め図面等で確認する必要があります。
以前、防腐剤注入材で施工した方から、現場でデッキを加工した際の木粉が飛散してお隣さんとトラブルになったケースを拝聴しました。
海外では切断時に発生するガスを吸い込んで癌になることを恐れ、ホームセンター内で加工を禁止しているところもあるそうです。一般的な木材ではなく、薬品を染み込ませているので、施工の際は注意したほうがいいのではないでしょうか。

樹脂木

樹脂木のウッドデッキは、基本的にプラスチックなどの樹脂素材と木粉を50%ずつ混ぜて作られた素材です。
樹脂と言うと体に悪いような印象がありますが、ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチック系の素材で、包装フィルムやタッパー等に使われています。メーカーによっては廃プラスチックを再利用して環境にいいウッドデッキもあります。
木粉とは木材を細かく砕いたもので、木粉を配合することで、天然木の質感や風合いに近づけています。
デッキ材の匂いを嗅ぐと天然木のいい香りがします。機会があれば試してみてください。
樹脂木のため、耐候性、耐腐朽性、耐水性が高く、塗装などのメンテナンスがほとんどいらなく、汚れたときに掃除する程度で問題ないでしょう。長期間定期的なメンテナンスをせずに使用していくことができます。
以前は非常に高価でしたが、樹脂木デッキの需要が増え、大量生産、大量販売されているため価格も安くなっています。
ただし、プラスチック系の素材が含まれているため、デッキ表面の温度が天然木と比較して高くなりやすいです。また、基本的な樹脂木デッキは天然木のような美しい木目はありませんので、木目を好まれる方にとっては意匠性は多少劣ります。
しかし、現在樹脂木表面の加工も進歩しており、木目調に近づけたデザインの樹脂木も発売されております。

●樹脂木と人工木の違い。

樹脂木はその他にも人工木と呼ばれることもあります。メーカーの言い回しが異なるだけでどちらも耐久性が高くメンテナンスフリーな材質になります。

●天然木と樹脂木 素足で歩ける?

樹脂木は材料にプラスチック系の素材を使用しているため、デッキ表面が高温になってしまいます。そのため、真夏には小さなお子様などは履物を使用されることをお勧めいたします。
照り具合などにもよりますが、真夏のアスファルトが大体65度ぐらいでして、樹脂木デッキは50度以上になることもあります。天然木は40~45度ぐらいですので、 大人であれば、歩けないほどではないと思います 。
天然木は使用している間にささくれができてしまいます。特にハードウッドのささくれはかなり鋭利で危険なため、お子さんがいらっしゃる家庭では要注意ですね。天然木も裸足で歩くのは控えましょう。
そもそも、ウッドデッキは外に設置しているため、基本的にはスリッパなど履物を履いて過ごしていただくのをおススメいたします。
当店のスタッフが自宅にウッドデッキをつけてウッドデッキの暑さに関しての感想です。
彼は2人の子供のプールの為にウッドデッキを設置しました。エクステリアのプロですが施工するのが面倒だとのことで職人さんに施工してもらいました。
実際ウッドデッキができ上がり、夏場デッキの上を裸足で歩いてみるとやはり非常に暑いので裸足で歩くのはつらい。ただ、彼曰くウッドデッキは常に外にあり、ベランダのようにほこりや雨などによって汚れています。
洗濯物をベランダに干すのに裸足で歩き回りますか?これと同じでウッドデッキをつけても裸足で歩くことはなく、まして子供が庭から靴でウッドデッキの上に上がりそのまま靴を抜いて入ってくる場所としてみれば必然的にデッキの上はスリッパでということだそうです。

構造材(束柱、根太、大引き)
天然木(ソフトウッド、ハードウッド)

構造材を天然木にする場合、材質としては床材のものと同じです。
稀に価格を落とすため、床材はハードウッド、柱はソフトウッド系の場合がありますのでご注意ください。
天然木デッキの大きな問題点としては、設置完了後は裏側に手が届かなくなってしまうため、塗装がやりづらかったり、塗りなおしができないという事態になります。 私の経験でも柱と土台の連結部が腐食していることが多いように感じます。
天然木の床材は、いつも日光に照らされているので意外と腐りません。柱部分は知らないうちに腐っていきますので注意が必要です。構造材のメンテナンスは注意しないといけませんね。

アルミ

樹脂木デッキでは柱などの構造材はアルミ材を使用しています。
そのため、腐ることもなく、シロアリの被害もありません。
長く使用することができ、柱自体は空洞になっているため、重さ自体も軽く扱いやすい仕様になっております。
また、各メーカーの束柱は、基本的にサイズが1000mm程まで対応しており、設置場所の高さに合わせて調整が可能です。
YKKAPやLIXILなど大手アルミメーカーが、昔天然木ウッドデッキの施工後調査をした際デッキが腐るのは、塗装や日光が届かない柱の部分という調査結果が出たため柱をアルミ製にして 樹脂木デッキを作られたといわれます。その為、樹脂木デッキは柱が腐ることなく使えます。

②サイズについて

天然木(一から施工する場合)

設置場所の確認とご希望のデッキサイズを決めていただき、材料を計算します。
材料の厚さなどによって柱や根太などの間隔が変わりますので、図面など作成していただいたほうが施工の時に非常に助かります。
床板 厚さ20mm~40mm程、幅は100~200mm程でお選びいただければと思います。もちろん、厚さが大きいほど強度は増しますが、金額も上がります。
また板幅が大きいほど今風の仕上がりになり、幅は200mmあるとかなり今風です。板幅が狭いと縁台のようになり和風感が出ますね。
根太・大引き材 柱とデッキ材の間にはいる骨組みの部分になります。厚み35~45mm程で幅は60mm~90mmが一般的によく使われるサイズになります。
束柱 70mm角~90mm角がおススメです。
「角 かく」とは柱の断面図の四角からの呼び名です。70mm角なら 柱の断面図が70mm×70mmです。

キット(天然木、樹脂木の組立ての場合)

ここでは、加工せずに組み立てることができるキット品について記載いたします。
こちらの場合、例えば1ブロック900mm×900mmのデッキ材を現地で組み合わていくかたちになります。一緒にデッキフェンスがついているケースもあります。
施工は簡単ですが、製品の出来上がりが決まっているので、加工をして現地で合わせたり、高さを調整したりすることはほとんどできません。

樹脂木(一から施工する場合)

デッキ材 幅:150mm~200mm程。厚さは30mm~50mm程。長さは3尺(900mm程)、4尺(1200mm程)~9尺(2700mm程)の規格が一般的です。それ以上長いと千鳥張り(デッキ材とデッキ材を縦に並べる)をしていきます。

根太・大引き材 大体70mm角ぐらいのものが一般的です。樹脂木の場合、根太がなくて大引きをの上にデッキ材を固定する方法が多いのも特徴です。

●間(けん)尺(しゃく)って何mmなの??

1間は一般的に約1820mm、で1.5間が約2620mm、2間が約3620mmと、おおよそ800mmずつ区切りができています。
1尺は約300mm、2尺が約600mm、3尺が約900mmになり、おおよそ300mmずつ区切りができています。
なぜウッドデッキのサイズで間や尺などが使われる場合があるの??
⇒ 一般的に住宅は在来工法といわれる日本古来の寸法「間」と「尺」をもって施工されます。そのため住宅の寸法にフィットするように間や尺を使います。 ちなみに室内に使うソファやテーブルなども室内の大きさに合わせる為、間や尺の寸法でつくられmm単位に表示を直して販売しています。

③使用目的

ウッドデッキは様々な用途で使用いただけるかと思います。
各想定される使用用途別にどれぐらいのサイズがいいかご参考いただければ幸いです。

『濡れ縁として縁側で落ち着きたい』1800mm×900mm

おおよそ1間(1800mm程)×3尺(900mm程)の濡れ縁サイズです。
大人4人分が座れる程のサイズ感です。
奥行を少しカットして2尺(600mm程)にしたり、長くして4尺程でも濡れ縁として使いやすいです。

『お庭で晩酌を楽しむ』 2600mm×1200mm~

1.5間(2600mm程)分の余裕があれば、デッキの上にチェアやサイドテーブルなどを置いてくつろぐことができます。
秋の夜にガーデンチェアに座りながらサイドテーブルを置いて晩酌を楽しんでみませんか。

『子供用プールで遊ぶ』 3600mm×1800mm

夏はウッドデッキにビニールプールを敷いて子供体と遊んだりすることもできます。
ビニールプールはよく販売されているのが大体2m未満のサイズですので、間口2間(3600mm程)あれば十分広げられるでしょう。
プールがどんなサイズであれ、お子様が転げ落ちたりしないようにプールより少し大きめのデッキを選んでください。

敷地の関係などでどうしても大きくできない場合はデッキフェンスを取り付けるのもいいアイデアです。デッキフェンスも人工木のものとアルミ製のものがありますが、どちらも耐水性に優れていますのでメンテナンスは不要です。また、デッキフェンスには様々なデザインが用意されています。お子様がプールで遊んでいるのをご近所に見られたくない場合は目隠しタイプ、少しでも風通しが良いものをご希望であればラチスタイプなどご希望に応じてお選びいただけます。

また、プールなのでもちろん水を使用します。デッキの腐食等を気にされるかと思いますので、耐水性の高い樹脂木デッキをおススメいたします。

『バーベキュやホームパーティー』4400mm×3000mm~

お庭でバーベキューをする際、何人ぐらい集まりますでしょうか。
家族2組が集まると、大体7~8人ぐらいじゃないでしょうか。そこにテーブルやチェア、バーベキューコンロを置くことを想定すると2.5間(4400mm程)×10尺(3000mm程)あれば十分くつろげるでしょう。
デッキ本体とは別にステップデッキなどがあるとさらに便利です。椅子代わりにすることもできるので小さなお子様がいらっしゃる場合はかなり有効なオプションです。
バーベキューに使用すると、デッキが焦げてしまったり、油汚れがついてしまったりすることが多くあります。
焦げに関しては程度にもよりますが、サンドペーパーで擦ればきれいになります。
油汚れはデッキ材に染みついてしまいますので元通りにすることは難しいかもしれません。出来れば、汚れそうな場所だけは新聞紙やブルーシートなどで養生することをお勧めします。

『洗濯場として活用する』

ウッドデッキを掃き出し窓の前に設置する場合、基本的にはサッシ下に高さを合わせて設置いたします。
これにより、住宅から外へ段差がほぼなく楽に出入りすることができるので、毎日の洗濯場としても重宝します。
洗濯場として使用される場合、壁面に物干し竿掛けやテラス屋根があるとより便利にご使用いただけるかと思います。

ウッドデッキにオプションも検討されている場合。

ウッドデッキにオプションの取り付けをご一緒にご検討される場合もあるかと思われます。
例えばデッキフェンスやウッドデッキ内にテラス屋根を取り付けされる場合はその分デッキ上のスペースが削減されてしまいます。 また、デッキフェンスの背が高かったり、屋根が低いと圧迫感を感じるかもしれません。もしご検討される際は実際に取り付けたイメージをしっかりと持ち、 余裕があればワンサイズ大きめのウッドデッキをご検討されてみてはいかがでしょうか。


準備・計画

1.設置する場所の寸法を計測しましょう。

使用される用途を考慮して必要なウッドデッキの大きさを決めましょう。実際に計画を練っていくなかで形や大きさが変わってくる場合が多いです。そのため、敷地全体の寸法、建物の壁の長さ、サッシの高さなどをできるだけ細かく測ることをおススメいたします。できるだけ大きめに設定するのがポイントです。

計測のポイント

掃き出し窓の前にウッドデッキを設置するパターンが多いです。ウッドデッキはサッシ下の高さに合わせて設置するとすっきりきれいに納まりますので、高さもしっかりと計測しましょう。サッシ下にエアコン配管や水切りなどがある際はそこもチェックのを忘れずに。


2.ウッドデッキの図面を作成しましょう。

敷地の寸法を計測したら設置したいウッドデッキの大きさを描いてみましょう。あまり正確にかかなくても間口、奥行、高さなどの寸法がわかれば大丈夫です。

図面作成 一例 YKKAP リウッドデッキ200


※メーカーシステムで作成した図面になります。

3.材料の注文をしましょう。

実際に希望のデッキを設置する場合どの部材が必要になるのか計算してみましょう。どうしても価格を抑えたいならなるべく無駄の内容緻密に計算するのもいいですが、 いざ施工すると切り間違いなどが起きるかもしれません。部材が不足すると材料を入手するまでに時間がかかってしまいますので、できれば余裕を見て多めに用意しておいた方が良いでしょう。
ご予算も考慮して、起こした図面をもとに希望の材料を決めていきましょう。後から後悔しないために天然木の場合と樹脂木の場合でそれぞれ材料費をだしてみて、比較してから決めることをおススメいたします。

依頼方法

描き起こした図面をお店にもっていくのもいいかと思います。その情報をもとに販売店が部材をだしてくれます。ただし、その場合は希望の寸法はしっかり記載してください。 また、規格サイズによっては近似値で出されるケースもあるので、送られた内容はご自身でも確認するようにしましょう。
ここまでできたら、あとは部材が届くまで待ちましょう。
あとはそれぞれの方法の必要な工具、施工方法をご説明いたします。

天然木 一から組立てる場合
工具

インパクトドライバー ・差し金 ・水平器 ・メジャー ・チョーク、鉛筆 ・手ノコギリ ・墨出し器、タコ糸など

ハードウッドだとこれも欲しい!

電動(卓上)ノコギリ ハードウッドはかなり硬いため、手ノコギリでカットするのは難しいです。そのため、電動ノコギリが必須になります。

【ご注意】
電動のこぎりが、最近のDIYブームの普及により簡単にホームセンターやネットで購入されて使われているようです。しかし電動のこぎりは、使用方法を正しく理解して使用しないと思わぬ事故を発生させ死亡事故も起きています。電動のこぎりは「キックバック現象」といわれる現象が起き、電動のこぎりで材料を切っている方向とは逆の方向に歯が跳ね上がる現象です。非常に危険ですので十分に工具の使い方にはご注意ください。キックバックにつきましてはネット上でいろいろな動画等が配信されておりますので一度使用の際にはご確認してみるのもいいでしょう。

部材の確認

・幕板(正面、側面用) ・床板 ・根太 ・束柱 ・根がらみ ・基礎石 ・ビス ・スペーサー(L字金具) ・サンドペーパー

基礎石とは?

200mm~300mm角のコンクリート平板やピンコロをホームセンターなどでご用意ください。

ビスについて


木材を固定するビスは、ネジのピッチが大きく、下穴をあけなくてもそのまま打ち込んで固定できる『コースレッド』をおススメします。コースレッドはネジ山とネジ山の間隔が粗いビスです。 一般的に引き抜きの強度が釘の約5倍程で、ネジ山の間隔が粗いため、ネジ1回転当たりの入り込む距離が長いため、作業性も高いビスになります。
ハードウッドの場合はコースレッドでも打ち込むのが難しい場合は下穴をドリルで開けてから打ち込んでください。

取り付け前に

塗装をする場合、取り付け前に部材を塗装しておいてください。床板の表面は後からでも濡れますが、裏側や基礎部分は設置してしまうと塗りにくくなるため、先に塗装しておくことをおススメします。

施工方法
  1. 束柱の位置を決める。
    基礎となる部分になるので、ここは慎重にじっくりと設置していきましょう。柱の本数分、束石を設置します。タコ糸や墨出し器などを利用してまっすぐ設置しましょう。
  2. 根太と束柱を取り付ける。

    束柱の側面に根太を取り付けます。根太と束柱は同じ高さで取り付けると素材の収縮で設置後に干渉する恐れがあるため、束柱より10mm程ずらして取り付けをしてください
  3. 勾配を調整して柱を建てる。
    水平器でしっかりと水平を取ってください。
  4. 根がらみを取り付ける。
    根がらみは束柱の端と端に取り付けます。
  5. 床板を取り付ける。
    床板を根太に固定していきます。このとき、床板と床板の間にスペーサーを挟むと床板の間隔が均一になりきれいに取り付けができます。
    このときは、両端の床板のみビスで固定して、間の床板は仮置きでいいです。
  6. 幕板を取り付ける。
    幕板を束柱に取り付けていきます。
  7. 残りの床板を根太に取り付ける。
    幕板がついたら、先ほど仮置きした床板を根太にビスで固定してください。
  8. 仕上げ
    サンドペーパーデッキ表面のささくれなどを処理してください。
これにて完成です!

ハードウッドだとここに注意!

ハードウッドだとかなり加工が困難なため、初心者の方は、販売店で予めカットしてから届けてもらうようにしてください。 ホームセンターなら加工料金を支払えばカット加工してくれる場合もあります。
ただし、基本的にそのお店で購入した木材の加工のみで、持ち込みの木材は対応できないところが多いので注意ください。

キット製品 天然木・樹脂木

ここでは、加工せずに組み立てることができるキット品について記載いたします。
今回は タカショーというメーカーのタンモクユニットデッキの施工についてご説明いたします。

工具

・メジャー ・電動ドリル ・軍手 ・割栗石、束石
※もっと簡単の製品ですと電動工具も不要で六角レンチやドライバーで施工できるものもあるみたいですね。

部材の確認 1セット

タンモクユニットデッキ 1枚 900mm×890mm
タンモクユニットデッキ 脚 4本(追加型は2本)
SUS木ネジΦ5.1×75 8本

※別売り部品 束柱と固定するのに必要です。
デッキ束足用 Lブラケットセット 
・ノープラグビスΦ4×25 2本  ・木ネジΦ3.5×25 2本

施工方法
  1. 基礎石を設置します。
    地盤を掘削して割栗石を入れます。その上に基礎を埋めて柱を固定してください。
    基礎石は150mm角以上で、基礎全高の2/3以上を地中埋設します。。基礎石の下には100mm以上割栗石を入れて固定してください。
    基礎と束足は別売り部品のLブラケットで固定します。

    割栗石(わりぐりいし)って?

    割栗石とは岩石を割って作る小塊状の石材のことです。割栗石を基礎の下にいれることで、地面を突き固める効果が出やすなります。 割栗石の隙間は砂利などで埋めて基礎石を置くことで地盤を安定させることができますので、下地がコンクリートの場合、割栗石は不要です。
  2. 設置した束足にデッキユニットを固定する。
    足を設置したらあとはパネルをかぶせて根太と束足をビスで固定するだけです。
    連結する際は束足を移動する必要があります。図のように寄せて取り付けをしましょう。

これで完成です。キット製品は寸法、形状が限定されますが、その分出来上がりのものを取り付けるため比較的簡単に施工ができますね。

樹脂木 一から組立てる場合

今回は当店でも販売数ダントツ1位のスタンダードな樹脂木ウッドデッキ 『YKKAP リウッドデッキ200』の組立方法を説明いたします。
リウッドデッキ200は図面をお送りいただければその内容で見積もりを出すことができます。
作成した図面をもとに、切り詰めなどが必要な場合は現地で加工してください。

工具

・+ドライバー ・電動ドライバー ・電動ドリル ・電動コンクリートドリル ・電動ノコギリ(部材切り詰め時)  ・くい切りや金ノコ(幕板コーナー面取り用) ・丸やすり(Φ5~8) ・木づち ・水準器 ・スパナ ・スペーサー(目地幅調整用):別途手配品 ・水平器 ・メジャー ・鉛筆等
切断する材質ごとの電動ノコギリの推奨ノコ歯

・リウッド部材(デッキ材、幕板)
以下の条件を満たしたタテ挽き用の木材用ノコ歯を使用ください。
チップソー 歯数が少ない 切削屑の逃げポケットが大きい

・アルミ
アルミ用のノコ歯を使用してください。

部材の確認
基本的な部材
・束柱 ・大引き ・根がらみ ・幕板 ・デッキ材 ・各部材の取付金具 ・コーナーキャップ ・木栓 ・束石(別途手配)

場合によって必要なもの

・筋交い 高さが550mmより上の場合

・連結部材 ある程度間口や奥行が長いもの(リウッドデッキ200だと2.5間より長い場合やデッキ材9尺以上の場合)は連棟になり、連棟補強部材や連結部材が必要になります。
・上止めビス 幕板が取付かない場合、デッキ材を上から固定するため、ビスが必要になります。
施工手順
  1. 全体構成図の確認
  2. 束柱位置墨出し

    束柱と大引きのピッチ(間隔)はおおよそ決まっております。各寸法毎の図面を確認いたただき、位置の確認をしてください。

    サッシ部の納まり

    窓の前に設置する場合、ウッドデッキの高さは基本的に窓サッシの下に合わせます。デッキ材もある程度は伸縮するため、ある程度離して取り付けをしてください。
    また、サッシの種類が『ノンレールサッシ』ですと、デッキの高さを住宅の床面と合わせて設置する場合もあります。その場合はオプション部材を手配してサッシに合わせて加工ください。


    基礎部の施工
    ・基礎石(束石)を使用する場合
    設置場所の位置を確認して穴を掘り、割栗石、砂利、砕石等を敷いて地面を突き固めてください。
    その上に基礎石を置いて水平のレベルを確認ください。

    基礎石の設置について

    設置するときに軽く地面を転圧していただきます。手作業でやる場合や転圧器を使用する場合もあります。 また、地面を突き固めて、地盤を安定されるためにこの作業を行いますが、ウッドデッキ自体の寸法によりますが、ある程度固まっている場所ですと転圧だけで、 割栗石などは入れずに設置するケースもあります。
    ウッドデッキの取付において基礎石の設置が一番重要です。基礎石がしっかり水平でないと柱が垂直に立ちません。 また、基礎石の面が同じ高さでないと根太やデッキ材を取り付けることができなかったり、設置後に柱が浮いてしまったりします。これが原因でデッキを使用した際にギシギシ音が鳴ったり、 最悪の場合は故障の原因にもなりかねません。何でもそうですが、基礎が大切なので十分に時間をかけて設置してください。デッキのサイズによってはプロの職人でも一日かけて基礎の設置をするくらいです。

    ・下地が土間コンクリートの場合
    大引き、束柱位置を確認して、建物側から墨出しをして柱芯を設定してください。土間コンクリートの場合はコンクリートに直接アングルとビスで固定します。

    束柱の調整に関して

    各メーカーで束柱は調整式と固定式がある場合が多いです。柱によって何mm~何mmの高さ対応と決まっていますのでその範囲で束柱をスライドして調整ください。
    先ほど「基礎石の設置について」の中で基礎石の高さを全部合わせなければいけないというお話をしましたが、人工木デッキに使用されるアルミ製の束柱の場合、調整式のものがあり、 これを利用する場合は束柱の高さはある程度バラバラでも構いません。ただし、レベル調整はしっかりしてください。また、調整式の束柱を使用した場合、 デッキの設置後に万が一地盤沈下が起きて一部の束石が沈んでしまった場合でも設置された状態でその柱だけを伸ばして対応できることもありますので非常に便利です。
    調整範囲外の場合は束柱自体をカットして高さを調整してください。柱をカットした場合、ビス穴を加工してください。

  3. 大引き、束柱、根がらみの組立て 取付
    ・大引きと束柱の組立
    ①大引きの両側に金具を取り付けてください。
    ②束柱を並べてその上から大引きをのせ固定してください

    ・根がらみの取り付け
    根がらみは束柱からはみ出さない長さに切断し、格子キャプを両端に取付けてください。

    ・束柱の固定
    基礎に下穴をあけ、コンクリートネジで固定してください。
  4. 側面幕板の取付(張初め側)

    デッキ材初め側の側面幕板を仮置きし、寸法を合わせて取付ください。木栓は最後に取付してください。

  5. デッキ材の取付

    ・デッキ材を順に取付ます。デッキ材を置いたら、デッキ材取付金具を差し込み、固定していきます。
    ・デッキ材を張るときは押え込みすぎないよう押え金具は軽く差し込んでいき、押え金具と大引きの穴を合わせてネジで固定してください。

  6. 側面幕板の取(貼り終わり側)

    ・張終わりのデッキ材と側面幕板の固定をします。

  7. 正面幕板の固定

    ・デッキ材の小口に幕板を固定金具を取付けます。
    ・高さを合わせながら、デッキ材に取付けた固定金具に向かってネジを取り付けます。

  8. コーナーキャップの取付

    ・幕板の上面に合わせてコーナーキャップの位置を決め、幕板コーナー部にキャップを当ててください。
    ・幕板に下穴をあけ、ネジで止めてください。

  9. 木栓の取付
    幕板に木栓を取り付けてください。木栓とは、ビス穴をふさぐための樹脂製のキャップです。
    樹脂木デッキの特徴はビスが見えないところです。通常の点演目のデッキなら天板のデッキを止めるためのビスやなどが表立って出てしまい、 お子さんのご使用には躊躇される部分ではありますが、樹脂木デッキはさすが工業製品だけあってビス穴やビス本体や角部などはしっかり安全性を重視してあります。
これで完成です!

また、詳しい寸法などは商品梱包の中に『施工説明書』があります。メーカーホームページにもweb施工説明書がありますので、事前に確認しておくと当日困ることも少ないかと思います。
もしご自身でDIYができるかどうか判断に苦しむようであれば、メーカーのホームページより施工要領書が確認できますので、紙ベースで組立が理解できれば一つハードルがクリアできますのでチャレンジするのもよいでしょう。紙ベースで施工が理解できないようであればプロに任せた方がよろしいでしょう。天然木と違い、組立書通りに施工しないと組立が完成しませんので十分注意してください。

ここまでご覧いただき、 専用の工具が必要になったり、形状や仕様によっては加工が困難な場合もありますので、『やっぱりウッドデッキの施工は難しいかも……』と思われる方もいらっしゃると思います。
それでも『ウッドデッキが欲しい!!』と思われている方へ、DIY以外のご依頼方法をご紹介いたします。

①プロに依頼(工事付き)

ネットショップでの工事依頼やホームセンター、地元の工務店さんなどに依頼する方法です。
どこも大まかな流れは一緒で、まずはお電話やメール等でお見積りのご依頼をいただき、無料で現地調査をさせていただきます。
そのあとにお見積りをご案内いたしますので、内容を確認していただき、問題なければご契約を交わさせていただきます。
あとは各お店が商品の手配と工事日程の調整をいたしますので、提示した日程で問題なければ着工という流れになります。
また、実はプロの使っている商品は樹脂木デッキが圧倒的に多いんです。
この理由は後程記載する『ウッドデッキの市場』でご説明しておりますので、是非そちらもご覧くださいませ。
※天然木は、天然木専門の業者が行っているケースが多いですね。 そのため全国対応で工事を請け負ってくれるところは少ないようです。

ご希望のウッドデッキを確認してください。

プロに依頼する場合、現地調査の時に自分がどんなウッドデッキを想定しているか、明確にしておくことをおススメいたします。
設置後に『思っていたものと違っていた……』と後悔するのはもったいないので、どんな用途で使用されるか、何人で使用するか、どんな色なのかなど、イメージをしっかり持ちましょう。
もしわからなければ、事前にカタログやホームページをご覧いただいたり、現地調査の際にご相談ください。

プロに依頼するとここがいい!

難しい加工も安心して任せることができます。
面倒な部材の拾い出しもご希望の寸法や仕様をお伝えいただければあとはプロが拾い出しをしてくれるので、手間を省けるだけではなく、無駄な部材もぐっと減らすことができるかと思います。
工事保証が付く! プロに任せても実際にちゃんと設置できるか不安という方もいらっしゃるかと思います。そんな不安をなくすために、大体のお店には工事保証等があるのではないでしょうか。
保証があれば工事後の不安もぐっと減らすことができますね。
当店では工事保証が10年つきます! ウッドデッキは何度も買い替えるものではないので、安心してご使用いただけるようロングスパンの保証をつけさせていただいております。

②施主支給

施主支給とは?

施主支給とは、ウッドデッキの部材をお施主様ご自身で購入して、ウッドデッキを工事する施工業者などに支給することです。
通常、施工業者などに依頼する場合、材料も施工業者が揃える場合が多いです。その場合、依頼する施工業者に依存してしまいます。
施主支給をすることで、自分の好みの商品を選ぶことができ、価格が安い店舗を探して購入することができます。
当店は樹脂木ウッドデッキは商品のみだと最大50%OFFでご提供できます。
各店舗でそれぞれお安い商品があると思いますので、とにかくお安く探したいという方には施主支給も選択肢にはいるのではないでしょうか。

依頼方法

施主支給の依頼方法ですと、施工会社に施工に関する説明や情報を提供する必要がありますので、お施主様自身がその商品の仕様、規格などを知っておく必要があります。
現在新築をお考えなら事前にハウスメーカーや外構業者様に確認してみてもよろしいかと思います。ハウスメーカーは、家を売るのが本業で外構業者はコンクリート打ちやブロック積が本業です。 ウッドデッキの取付ならもしかしたらサービスでやってくれるかもしれません。
よくお調べいただき、ご依頼の際は詳細の仕様と図面をお送りいただく必要があります。

①天然木


ソフトウッド

木材一つ一つに癖があり、品質(そりや節)は安定しません。そのため、出来上がりにムラがあります。その分、天然木独自の木の温もりが感じられます。
また、完成後は乾燥などにより反り・収縮が起こります。

ハードウッド

主にソフトウッドと同じです。
素材がソウフトウッドより強い分、完成後の反り・収縮は小さいです。

②樹脂木

工場生産のため、品質が安定しており、完成度が均一になりやすいです。
完成後、乾燥などによる反り・収縮がある程度おこりますが、天然木よりは影響は小さいです。
柱の土台部分がアルミ製の為、土台部分の品質は非常に安定しています。

①ホームセンター

天然木の材料そのものの取り扱いが多いです。ホームセンターによっては加工場がありますので、購入した商品をその場でカットすることができます。大量に欲しい場合、在庫がない可能性がありますので、予め確認しておいた方がいいです。
天然木以外にもPB商品で樹脂木デッキ、キット等もあります。ホームセンターはDIY向けの店舗といえるでしょう。
また、ホームセンターでエクステリア工事依頼をする方法もあります。

②ネットショップ


https://www.wooddeck-mitsumori.com/wooddeck/help/wooddeck-howto/201_wooddeck_landing/
最近ではなんでもネットで頼める時代になりました。ネットではあらゆるものをお値打ちにしてくれますので一度覗いてみましょう
キット商品や樹脂木はメーカーの純正品が取り扱いが多く、商品の割引率も高いため、ほかの販売形式で購入するよりお安く手に入る可能性が高いです。
工事付きのネットショップもありますので、DIYとプロ依頼の両方に向けた販売方法になります。

③お近くのエクステリアショップ

オーダー系のお店が強いです。ご希望の仕様にこだわりたい方向けの販売店になります。その分施工難易度が高くなるため、プロに工事依頼をする前提で考えていただいた方がいいかと思います。

ハードウッドの入手について

ハードウッドは輸入商品になります。環境問題の観点から入手困難になってきており、数年後に補修や増築をしようとした際にはもう購入できないなんて可能性もありますので、予めご注意ください。


①天然木

2020年1月現在、配送費が高騰しております。天然木、特にハードウッドは重量があり、ウリンなどは1間(1800mm)×4尺(1200mm)で100㎏前後します。
配送費は配送距離と3辺(長さ、幅、高さ)と重量で変わりますので、大きくなるにつれコストがかかります。配送費だけで何万円と発生する場合がありますので、予め購入店舗に確認が必要です。1800mm×1200mmの小さなデッキでも100kgもあるとちょっとしたデッキなら200~300kgはざらですね。300kgグラムをたくさんの梱包に分けて運びますので費用は掛かるのはしょうがないとはわかるのですが結構します。お近くで扱いのあるホームセンターや木材店がありご自身で運べるなら非常にお得意できますのでご自身で運べるかも検討してみましょう。
また、個人宅ですと配送するのに長さ制限がある場合もありますので、こちらも予めご確認ください。

②樹脂木

樹脂木は部材が中空材になっており、天然木と比較しても軽いです。そのため、配送費も安く、また店舗によっては配送費を無料で受けているお店もあります。
当店でもご対応可能エリアの配送費は無料で承っております。


ウッドデッキの市場ですが、実は天然木:樹脂木で2:8の割合で樹脂木の方が圧倒的に多くなっております。
ウッドデッキの市場は年間で226億円ほどでその内の181億円が樹脂木になる計算です。 エクステリア工業会調べ
人気の理由としては、やはり高耐久でメンテナンスフリーなところでしょうか。また、オプションが豊富なところも魅力の一つですね。現在は以前と違い大量生産大量販売しているため、樹脂木のコストも安くなってきております。YKKAPやKILIXなどは日本で製造している為、以前よく使われた輸入品とは品質はけた違いの様です。一時期中国製の樹脂木材を施工されて品質の悪さで「樹脂木デッキは品質の悪い」のように伝わってしまったことがありましたが現在では、ほとんどが国内品となり以前のようなデッキが反りかえってしまった、変色してしまったというような海外輸入品で起こりうるような声も聞かなくなりました。

①天然木


ソフトウッド

完成後は塗料で塗装していただく必要があります。塗装する理由は3点です。

①腐食、腐朽対策 ②乾燥対策 ③日焼け等による変色対策

定期的に塗装していただき、天然木特有の劣化対策をしないと数年でだめになってしまうので注意が必要です。
柱が傷みやすいのでしっかり走らん部分も塗り込みましょう。

木材に染み込みやすいオイル塗料をおススメいたします。1缶大体4?ほどで、1?で8㎡~10㎡ぐらいを1度塗りできます。クリアのカラーは木目の美しさを損ないませんが、UVカットの効果がないので、日焼けで変色を起こす可能性があります。完成時の塗装後、2年程の期間で塗り直しをしていただくことをおススメいたします。

塗装するのにいくらぐらい必要?

例)キシラデコール 1缶 4L 大体10,000円前後
1?で大体8㎡程を1回塗りできます。
3600mm×1800mmの寸法で表面積がおおよそ6.5㎡になります。側面や柱も塗装するとすれば2度塗りの想定で1缶だと約2回分の塗装をすることができます。
塗装だけでもなかなかのお値段がしますが、このキシラデコールは非常に優れたオイル塗料ですので安心して塗装することができます。天気のいい春の日差しの中で家族と一緒にウッドデッキを塗装するのもいいのではないでしょうか?

ハードウッド

ソフトウッドと比較して、耐久性が高いため、塗装しなくてもある程度は持ちますが、変色を起こすので美観的に塗装することをおススメいたします。 また、乾いてしまうとささくれができてしまうので、デッキ表面が乾燥してきたなと思ったら塗りなおしをしてください。

天然木の塗装の注意点

完了後に再度塗りなおすとき、どうしてもデッキの裏側に手が届かなくて塗装ができないケースが多いです。
実はデッキの腐食する原因として9割ほどが、デッキ材と根太の連結部分です。濡れなくなった裏側が湿気などで腐食していきだめになってしまうのです。 柱が腐り床が抜けてしまうようですので、床に潜ってしっかり再塗装をしましょう。
また、天然木は塗装をしないと、デッキの色が『シルバーグレー』に変色します。


②樹脂木

樹脂木は腐食、腐朽や日焼け、ささくれ等がほとんど発生しないので特にメンテナンスはしなくても大丈夫です。
もしデッキを汚してしまった場合、サンドペーパーや中性洗剤などで対処しましょう。各メーカーカタログなどにも汚れた場合の対処方法が掲載されてますので、ご覧くださいませ。


①天然木

防虫剤が含まれている塗料を使用していただければある程度は問題ありません。
ただしこれも住宅と同じでしっかり定期的に白アリ対策用の防虫剤を塗装してください。
せっかく住宅には定期的に白アリの塗装のメンテナンスをしているのでウッドデッキの防虫処理をしていなかったため白アリ被害を受けてしまうかもしれませんよね。
それでも被害にあってしまった場合は、被害を受けた構造材の塗装(ひどい場合は交換)をしていただくのと、シロアリの通り道、『蟻道』を断つ必要があります。
シロアリは歩く道に体液を撒きながら進んでいきます。その通り道を『蟻道』といい、ここを断たなければ何度もシロアリが発生してしまいます。
被害にあった際は土壌に液体防虫剤を散布していただき、そのあと錠剤を撒くことで対策をすることができます。
ソフトウッドだと、被害にあった際に手遅れの可能性があるので、予め十分に塗装等で対策をしておく必要があります。
白アリは柱の一番奥の部分から発生しますので、しっかりと柱の上の部分や大引きなどデッキの下に潜り込んで白アリ対策用の防虫剤を塗装してください。

②樹脂木

樹脂木材のため、シロアリの被害はほぼありません。 白アリが住み着く柱の部分がそもそもアルミ製の為です。
既存のウッドデッキを交換される方の10%くらいの方が、白アリが出てきたまたは白アリが心配になったということで建て替えられる方がいらっしゃるようです。そのため、建て替えられる方のほどすべての人が樹脂木になったいるようです。

①天然木

ソフトウッド

ソフトウッドの価格は非常に安いです。ただし、その分すぐ劣化しますので、注意が必要です。ホームセンターでも安い部材で数百円から販売しているので、不足した際など気軽に購入しやすいのは非常にありがたいですね。

ハードウッド

良い木材は高いです。非常に硬くて密度の高い比重の重い木ということは、それだけ成長するのに時間がかかる希少価値の高い木材となります。さらに需要が高くなったことにより価格も5年前に比べ非常に高くなりましたが、天然木の木目にこだわる方におすすめです。
非常に重たく大きいので最近の配送クライシスの対象商品となり別途配送料が高額な場合がありますのでネットで購入する場合は、商品だけで検討する前に配送料をしっかり確認しましょう。配送費がネックになります。

②樹脂木

上記でも述べましたが、現在大量生産しており、価格が安くなっております。工業製品となりますので、一旦市場が出来上がるとメーカーが大量生産を開始し、 天然木と違い価格がどんどん安くなる傾向があります。逆に天然木の場合、ハードウッドは以前に比べ需要が多くなったため、かなり高額になりましたね。昔は中国製の商品が安かったのですが、現在は市場が大きくなり、 国内メーカーの安全なポリプロピレン製のデッキもお安く手に入れることができます。特にネットショップでは販売数が多いため、メーカーより安く仕入れることができるので、お安く販売できております。 またハードウッドのように重たくないので、配送も無料で全国展開しているネットショップもたくさんありますね。

①天然木を一から施工する場合

商品の形状など自由度は施工者の力量によりますが、かなり高く施工できます。
ハードウッドは加工が難しいというのと、強度計算などを間違えると怪我をしたり壊れてしまったりするので、施工の際は十分に計画を立てる必要があります。

②キット製品を組立てる場合 天然木・樹脂

予め決められた寸法のものを組立てるので、施工は簡単ですが、サイズがしっかりときまっているので、敷地に合わせた対応などが難しくなります。
また、オプションのデザインも決まっている点もご注意ください。

③樹脂木を一から施工する場合

サイズやオプションは豊富なので、セミオーダーに近い感覚で自分好みにカスタマイズできます。
天然木を一から施工する程の自由度はありませんが、比較して加工はしやすいため、ある程度は現地に合わせた施工が可能です。
ただし柱がアルミ製の為アルミの柱を切るのに道具が必要となります。
メーカーにより取り扱いのあるオプションや可能な加工範囲があるので、予め商品知識をしっかりといれておきましょう。


樹脂木デッキもメーカー基準値の範囲内であれば、写真のような形状も施工できます!

①YKKAP リウッドデッキ200



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スタンダードな見た目に樹脂木最大の特性である高耐久、メンテンナンスフリーな点がおススメです。工事付きで依頼すると最大60%OFFの圧倒的価格!
当店で人気No1の樹脂木ウッドデッキになります。

②MINO ハイブリッド彩木



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DIY用に開発されたMINOの樹脂木ウッドデッキです。この商品はまるで天然木のような美しい木目のデザインと樹脂木なのにデッキ表面の温度上昇を抑えれる点が最大の特徴となります。

③LIXIL(リクシル) デッキDS 片勝ち納まり



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デッキDSシリーズはリアルな木肌を徹底的に再現した新時代の人工木デッキです。天然木ならではの肌触りや風合いを重視しつつも、メンテンアンスの簡便性を求めるお客様におすすめの商品です。

ズバリ以下の点でお選びいただければと思います。
・本当に自由にDIYしたいなら! ⇒ ホームセンターや天然木専門店で購入する。
・とりあえずデッキになればいいかな? ⇒キットで樹脂木がおススメです。天然木キットは塗装が大変ですし、長続きしないのでメンテナンスフリーの樹脂木がいいかと思います。
・ある程度お庭に合わせて自由に、それでいて長持ちさせてたい! ⇒樹脂木をプロに依頼する方法をおススメいたします!
DIYで行うのと、プロに依頼するのでは価格差が実はそこまでありません。また、工事付きで頼むと工事保証もつきますので何かあった時も安心できますね。
プロに依頼するなら!
まずは無料見積もりやWEBで概算金額を出してみてはいかがですか?
スマホで簡単に金額を調べることができますので、是非検索くださいませ。


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